ご挨拶

僕は2019年、単独ライブをお休みしようと思っていました。

いままで約5年間、間髪入れずにライブを続けて来たので、一度立ち止まることも必要なのではないか?と思ったからです。

 

そんな中、活動拠点を移すことが決まったのが、昨年の11月頃でした。とはいえ、自分の中にまだ迷いがあったのだろうと思います。その後の『シアターマジックライブ Vol.3 Silent Night』では、まだ発表することができませんでした。

その後、東京行きを発表して、昨年の公演が最後でした!というのは、いままで新潟でお世話になって来た皆さまにあまりにも無礼な事だろうと思い、急遽今回のライブ開催を決めました。

 

会場は、新潟古町えんとつシアターに即決しました。僕のライブ、演目、そして僕自身を育ててくれた大切な場所です。

 

肝心の内容は、正直とっても悩みました。いままでやって来た事を詰め込んで集大成的なことをやるべきなのか?それとも全く新しいことに挑戦するべきなのか?

ふと、以前からずっと共演させていただくことが夢だったある役者さんのことを思い出しました。

でも、こんなぺーぺーの僕が自分のライブに出てください!なんて、おこがましくてとても簡単には言えない…でも、ここで声をかけなければ今後ご一緒できる機会は訪れないかもしれない。と、ダメ元でオファーをしました。

結果はまさかの出演OK。何かの間違いかと、メールを何度も見返しました。

その方が今回のスペシャルゲスト 高橋景子さんです。

 

そこから内容について演出家の鈴木さんと何度も話し合いました。

そしてまとまったのが、いままで創ってきた演目を高橋景子さんの力を借りて全く新しいものに創り変える、という事でした。やりたい演目とイメージを鈴木さんに送り、しばらくして脚本が届きました。

そして思いました。鈴木さん、やっぱり天才。(こんな言い方は大変失礼ですが…)これを景子さんが演じたらどんなに良いものになるだろう。

 

実際に稽古が始まり、景子さんが台詞を読んだ時、鳥肌が立ちました。これは相当頑張らないと、景子さんの存在感で、僕の存在がかき消されてしまう。改めて自分を奮い立たせました。

 

今回の物語でもう1人の重要な役を演じてくれたのはおなじみのKAHOさん。

KAHOさんソロのマジックではいままで以上にしつこくいろんなことを口出させてもらいました。嫌だろうなー…と思いつつ、新潟最後の公演で悔いは残したくないし、全部言っちゃえ!と。ごめんなさい、KAHOさん。

でも、やはりKAHOさんも天才です。僕のショーになくてはならない存在だなと改めて思いました。

 

第2部は尊敬するマイケルへの想いを込めた演目、マジシャン見習い?KAHOのヒッピーホッパー、アラビアンナイト、景子さんの南米音楽弾き語り、レビューショーのようなタップ×マジックと、脈絡なくやりたいもの、観ていただきたいものを詰め込みました。改めて文字で見るとなかなかのカオスですね(笑)

 

おかげさまで、3公演とも満席のお客様の前で演ずることができました。こんなに嬉しいことはありません。

 

そして今回もエスツーアートスタッフ、照明 いとうゆういちさん、音響 今井麻衣子さん、と、おなじみのメンバーで舞台を創れて幸せでした。ライブの中でも触れましたが、新潟で生まれ育っていなければ僕はいまのようなマジシャンにはなってなかったと思います。本当に恵まれていました。

 

これから東京に行ってからも目の前にあるできることから一つずつ、丁寧に全力で取り組んで行きたいと思います。

そのための力を今回の公演で皆さんからいただきました。いつも、応援してくださった方に良い舞台を創ることでお返しを!という精神だったのですが、結局いつも僕がエネルギーをもらっていました。お返しできるのはまだまだ先になるのかもしれません。でも必ず、このご恩は最高の舞台を創ることでお返しします。

長くなりましたが、皆さまにまた近いうちに劇場でお会いできることを願っています。

 

でも、一旦区切りとして、いままで本当にありがとうございました!!

 

 

2019.5.14渋谷駿