幻想奇術空間 シンビーボックス 第 3 回公演
日本のショービジネスを変えた魔術の女王
『天翔ける心 ── 松旭斎天勝物語』
演出:金 守珍 / 構成:篠藤 ゆり / 主宰:渋谷 駿 / 演奏:黒色すみれ
気鋭のマジシャン 渋谷 駿が、マジックの新たな表現舞台を追求するべく立ち上げた
<幻想奇術空間 シンビーボックス>
その第3回公演の開催が決定いたしました!
演出には新宿梁山泊の金 守珍を迎え、今回は明治・大正・昭和にかけて活躍した、
伝説の女流奇術師・松旭斎天勝の物語を、マジック・演劇・ダンス・音楽で紡ぎます。
時を超えてよみがえる、総合エンターテインメントとしてのマジックショー。
どうぞご期待ください。
■日程
2026 年 10 月
10 月 9 日(金) 19:00
10 月 10 日(土) 14:00 / 19:00
10 月 11 日(日) 13:00 / 18:00
■会場
浅草九劇
〒111-0032 東京都台東区浅草 2-16-2 浅草九倶楽部 2 階
■料金
<VIP チケット>
¥12,000(特典付き)
<スタンダードチケット>
S 席 ¥6,000(特典付き)
一般 ¥4,500
U25・障がい者 ¥2,500
小学生以下 ¥1,500
※当日¥500 増し
■キャスト
渋谷 駿 / 世理 / 浅井 香穂 / 手塚 日菜子 / 渡辺 真香 / 中村 茉夢 / Ria
黒色すみれ(特別ゲスト)
■主催・お問い合わせ
オフィスエスツーアート
TEL:042-657-5357
本公演をともに支えてくださるスポンサー様(企業・団体、個人)を募集しております。
魔術の女王 松旭斎天勝
松旭斎天勝(しょうきょくさい てんかつ)は、明治から昭和初期にかけて活躍した、日本奇術史を語る上で欠かせない女性マジシャンです。その華やかな活躍から「魔術の女王」と称されました。
東京・神田の質屋に生まれ、名奇術師・松旭斎天一に見出されて入門。「天下に勝つ」という願いを込めた「天勝」の名を授かります。
やがてその類まれな表現力と存在感で一座の中心的存在となり、1901年には海外公演へ進出。アメリカやヨーロッパを巡る中で、スパンコールをあしらった衣装や西洋式の照明演出を取り入れた舞台は高い評価を受け、「東洋の魔術師」として各地で喝采を浴びます。
1911年には自ら「天勝一座」を率いて独立。1924年から2年間の2度目の米国巡業を経て、奇術にとどまらず、レビューや舞踊、演劇の要素を融合させた先進的なステージを次々と打ち出しました。興行以外にも飲食業、プロ野球団の運営にも関わるなど、その活動は多岐にわたり、卓越したビジネスセンスでも注目を集めました。
1937年に芸名を姪に譲り、第一線を退きます。1944年、食道がんのため58歳で逝去。
その革新的な舞台と存在感は後世に大きな影響を与えました。
チケット購入
協力
新宿梁山泊 / Project Nyx / 松旭斎 正恵 / マジックランド 小野坂 東
東京イリュージョン株式会社 藤山 新太郎 / マジックエフェクト 藤原 邦恭
濱谷 堅蔵 / 日本奇術協会名誉会員 河合 勝 / TAMC前会長 土屋 理義 / 森下 洋平 /
マジックネットワーク7(MN7) / 株式会社リーグ / 大上 貴摩瑳
劇団Gummy Gums / プレミアムエンターテイメント
マジックを再び総合エンターテインメントへ。
渋谷 駿
舞台でのマジックを、実際に観たことがある方はどれくらいいるでしょうか。
ふと考えてみると、その機会は決して多くないのではないかと思います。他の芸能・芸術と比べても、触れられる機会は、今はまだとても少ないのが現状です。
10年以上にわたり劇場での公演を続けてきて、その要因についても、さまざまな角度から考えてきました。これを成立させることは想像以上に難しく、乗り越えるべき高い壁がいくつもあるというのが、正直な実感です。
でも、ここで立ち止まってしまえば、この先も状況は変わらないまま、マジックやイリュージョンが、今以上に見られる機会の少ないものになってしまう。そう思い、試行錯誤を重ねながら、舞台公演を行ってきました。
自分が小さい頃に見て感動したマジシャンのステージは、舞台全体がメルヘンでファンタジックな世界でした。ただ不思議を見るだけでなく、まるで夢の世界に迷い込んだような感覚が、今でも強く記憶に残っています。
マジックは、不思議を追求するだけでなく、物語や音楽、身体表現などと組み合わせることで、より大きなエンターテインメントになる可能性を持っていると感じています。
そして約100年前、すでにその形を実現していた存在がいます。
女性奇術師・松旭斎天勝です。
芝居や音楽、舞踊を取り入れた総合的なショーで、多くの観客を魅了し、マジックショーを一大エンターテインメントとして確立しました。
100年前だからこそ実現できた、という見方もあると思います。時代背景や娯楽の在り方が違う中で成立していた側面も、確かにあるはずです。
また、映像の時代になったことも、一因として挙げられるかもしれません。テレビやオンラインで気軽にさまざまなエンターテインメントに触れられる今、舞台に足を運ぶということ自体のハードルが上がっているとも感じています。一方で、演劇のロングラン公演や大規模な音楽ライブが、今も多くの人に親しまれ続けているのも事実です。
そうした状況の中でも、人を惹きつける表現の本質は、今も変わらないのではないかと感じています。だからこそ、今の時代にもう一度挑戦する意味があると思っています。
今回の公演では、その天勝の存在と正面から向き合いながら、現代におけるステージマジックの形を探ります。
自分にとっては、これまでの積み重ねの一つの区切りであり、同時に、これからに繋げるための挑戦でもあります。
マジックという表現の可能性を、少しでも感じていただける舞台を目指します。
ぜひ、劇場で体感していただけたら嬉しいです。